こんばんは。ババールです。
今回は霞ヶ関キャピタル(3498)の決算を取り上げます。
トピックス
2024年4月2日
霞ヶ関キャピタルの2024年8月期第2四半期の決算が発表されました。
自分なりに分析してみた結果をつらつらと綴っていきたいと思います。
売上高 :208億円(前年比+26.2%)
営業利益: 20億円(前年比+38.5%)
純利益 : 13億円(前年比+58.2%)
事業内容として、
・多人数長期滞在型のホテルの運営
・冷蔵冷凍専用倉庫
・ホスピスの設置&運営
がありますが、どれも今後の日本において需要が高まる確度が高い市場なのが魅力的です。
B/S
まずはバランスシートから見ていきます。
【GOOD】
長期借入金、短期借入金がともに減少しており、財務状況の改善が見られます。
・長期借入金:149億円 → 111億円
・短期借入金:64億円 → 38億円
・自己資本比率:26% → 42%
【BAD】
「短期借入金」及び、1年以内に返済の必要がある「社債」「長期借入金」の合計が171億円
なのに対し、現金が70億円しか保有していない。
P/L
今回の決算において営業成績は以下の通りです。
・営業利益率:9.6%
・純利益率 :6.2%
・ROE :5.5%(半期終了時点のため単純に2倍にすると11%)
かなり優秀な数字です。
ただ、発表後の株価は大きく下落していますので、多くの投資家が期待するようなものではなかったようです。
(私的には、最近の株価がはっきり言ってバブルの様相を呈していたので、このまま妥当水準まで戻っていくことを期待しております。含み益は消えますが(笑))
PLにおいて気になった点が2点あります。
1点目は営業利益に対し、支払利息が13%程度あるということです。
私が目安にしているのは10%未満です。5%以下だとなお良し。
ここから利率の悪い契約で借入金を引っ張ってきている可能性があることが伺えますが、
この点については借入金そのものが減少すれば問題ないだけの話です。
ただし、前述の足りずの現金をどう捻出するかとセットでの監視はマストです。
2点目はROEについてです。ちょっとROEを分解してみましょう。
ROE= (純利益/売上高)×(売上高/総資産)×(総資本/自己資本)
という風に分解できます。そして、もう1段階変化させます。
ROE= 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ
ROEの要素分解ができたところで、数字を当てはめていきます。
ROE 5.5%= 純利益率 6.2% × 総資本回転率 0.37回 × 財務レバレッジ 2.4倍
総資本回転率が足を引っ張っているようです。
この点については、事業の性質上、土地を仕入れた際に資産が膨らみやすいのでしかたがないかなという部分ですが、ROEの改善の肝となるので、しっかり監視が必要だと考えています。
なお、売掛金の回収サイトは0.4ヵ月と、かなり速いスピードで回収できているようですので、安心ポイントでした。
CF
営業CF:△83億円
投資CF:△ 7億円
財務CF:100億円
計 : 10億円
財務CFは2024年1月の新規株式発行によるものです。
P/L上ではかなり良い営業成績でしたが、
CFでみると本業においてはキャッシュが思うように回収できていないことが分かります。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございます。
B/S、PL、CFと3つの財務諸表を見てきました。
PLのみでは好成績を上げている企業という印象でしたが、B/SやCFからは「会社の体力」を表すキャッシュに大きな不安があることが分かりました。
事業自体は今後も成長が見込めると思われますが、それも財務基盤の安定があってこそです。
キャッシュの不足が恒常的になっているとしたら大問題です。
2015年に設立され、2018年に上場した若い会社ですので、まだまだ不安定なフェーズかもしれませんが、株価が急騰している今投資するには150万円の資金が必要です。
事業に社会性があり、応援したい気持ちはありますが、自分の大切な資金を守るために財務状況はしっかりと確認し続ける必要があると強く思いました。
ではまた👋
⇓霞が関キャピタルが運営する「FAV HOTEL」のチェックはこちらから☆⇓




コメント